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東京湾最奥部に残された三番瀬をフィールドに、自然をおおいに愉しんでいます。 

三番瀬水槽(過去)tank report

三番瀬水槽日記(2013年)

 11月9日

 三番瀬に限らず 秋口になると海藻はなかなか手に入らないのです。 特にアオサのたぐいは・・・。そ・こ・で・、たくさん拾えた時に冷凍保存してみました。
先日、そっと放ったところ、うわっ!きれい!でした。 大成功!(笑)
実際、市役所水槽の感想文には「おさかな元気  海藻いっぱい とてもきれい」と書いてありました。
ところがです。その一週間後、なんと!ペタペタ! とけるのが早いんです。なんかいい方法無いのかな?
海藻が無ければ、おさかなたちは隠れる所が無いので よく観察できます。一方、海藻は水槽全体を明るく 引き立ててくれます。ただいまこの狭間に居ます・・・。(笑)

 9月23日

 だいぶ前ですが、マーレ水槽には手のひら大のイシガレイが居ました。 もちろん人気NO1!ご飯はよくたべるし、不満は無いのですが、 せっかく採ってきたエビがすぐに無くなっちゃう。 多分夜な夜な食べちゃったかも。こういうことが出来るのは、やっぱりボスだよね。 カレイもヒラメも意外と口は大きくてびっくり!そこで水槽から卒業。
  しばらくは平和でした。でもご飯時でもないと動きが無いのです。 そこへ、イシダイの稚魚2匹いただきました。 七つの縞が入っててクルクル動き回るのでとてもきれい。 ・・・ がしばらくすると他の魚を追いかけまわすように・・・ 。 イシダイは歯が丈夫なので恐い存在に。 そこで大きい方が先週水槽から卒業。 悪いボスはどんどん卒業です。
 ところが今度は小さいイシダイがなにを見てたか 真似をして追いかけ始めたんです。ミニボスにも困ったもんだ。(泣) さる山の猿じゃないが入れ替わり立ち代りか。
 市役所水槽には20センチ近いドロメが岩の中に居て、 みんなが食べ終わったころ、ノコノコやってきて又岩へ。 ここのボスは、でぶっ腹でやさしい(笑)。

 7月25日

 新浦安マーレ水槽に夏休みにぴったりのさかなが入ったのです。 それはこの5年間一度も入ったことのないイシダイの子供。 地方によってはナナキレともいい、黒い七つの縞があって とても涼感あふれてるから、休み中に是非見に来て下さい! しかも2匹も。 他にはメジナ(大きくなると乱暴)や去年からいたフサカサゴ(岩のようで間違う)etc いろんなのが居るんですよ、本当は。
 さらに夏はぜが入ったら最高の夏休みだね。 今釣れてるサイズは6〜8センチ。 釜揚げえびの餌で入れパク、誰にでも釣れるんです。
 このはぜ、市役所水槽にはすでに9匹居ます。 ごはん大好きで、カレイと早食い競争。 いつも勝つのはカレイで、お腹プクンで割れそう。 そのうちマーレ水槽にもたくさんのはぜが入ると思うよ。 待っててねー

 5月3日

 時折寒い日もありますが、三番瀬ではボラ、カレイ、イワシたちの 赤ちゃんが沢山生まれていました。
 今、市役所水槽にはボラが40〜50匹と3〜4センチのカレイ10匹が 上と下に分かれて群れています。 他にシマイサキ(3センチ)、アイナメ(5センチ)が餌時になると海藻の中から出てきます。事前に大きくて怖い奴を移しておいたので神経質になる事もなく、 みんなご飯食べてくれるので、ひと安心です。
 ボラは水面近くをキラキラ、カレイは砂と同じ色で分かりにくいですが、 うち何匹かが運動兼ねてかガラスを這い上がっては降りるを繰り返しています。 星が点々くっきり輝いてとてもきれいです。
 安定成長が確認されたら、マーレ水槽にも移します。

 3月25日

 市役所、マーレの両水槽ようやく春を迎えました。 「いきものが少ない」「海藻も・・・」といった声もありました。 寒い冬はいきものたちは、深場でじっと春を待っているんですよね。 でももうすぐ大潮、干潮がやってきます。 潮が引いて浅瀬がお日様で温まるといろんな生き物が動き出します。 たのしい潮干狩り時機到来。
 市役所のメバルですが、3月中ごろまでご飯食べず、オーバーじゃなく 紙みたいにぺしゃんこに。本当!!がいこつ丸出し、目は三角。 あと2〜3日で千の風に・・・。ところが桜が咲き出したら、お腹と相談するように ご飯を食べ始めました。こうなればヤレヤレで足しげく餌やりに。
 また、両方のはさみを無くしたイソガニの子供、よく動きますが 危険なとこは避けながら二の足で餌を取り込み、おじぎをしてじょうずに 食べています。早くはさみ出て来い!当面この2匹の応援。
 一方、マーレの水槽はハヤ2匹がキラキラしてるのでまだ良いですが、 実際はギンポ・ハゼの仲間が多く、石の周りに半ば隠れている状態。 もうすこしすれば新しい仲間も入ることでしょう。

三番瀬水槽日記(2012年)

 12月2日

 市役所の水槽は6年、マーレの水槽は4年経ちました。 だからという訳ではないのですが、生き物たちを入れ替えました。 市役所水槽にはえさを独り占めにする「クロソイ」(しかも乱暴) 大きな「アイナメ」(目を離せない) 「メジナ」(比較的おとなしい) 「メバル」など8匹がおり存在感はありました。 でも大きくなればなるほど三番瀬干潟の小さな生き物からは離れていると感じてました。 そこで今回、ヤドカリ、エビ、ハゼの仲間、小さなメバル、イソガニに交代。 特にマーレの水槽は、ハヤ4匹が動き回ってなかなかの見もの、 他にオヤビッチャという縞が入ったのが居ます。ぜひ見に来て下さい。

 先のクロソイやアイナメですが入ったときは6〜7センチ、出された時は なんと25センチ、ご飯よろこんで食べてくれましたっけ。 アイナメは岩陰に手を入れて握りしめても 別にって感じでバタバタしません。 クロソイも入ってひと月は抵抗の断食、こいつ駄目かなと思いました。 方針を変えたんでしょうか、急に食べ始めまして、体力ついて乱暴にもなりました(笑)。 6年も経つと、いろんな生き物たちと出会ったなーの思いです。

 10月19日

 9月2日に三番瀬に打ち寄せられていたアマモが、 マーレ水槽で7本、市役所水槽で2本根づいています。 なんと言っても、あのライトグリーン(?)の黄金の輝き(?)は魅力的です。 だからか中の生き物達は代わらなくても、感想文が寄せられるようになりました。
 ただ、マーレ水槽について生き物が少ないの声。 ハゼ6匹、カレイ1匹、コモンギンポ2匹のほか カニ類と岩の下にはフサカサゴが居ますが、これの動きがまた悪い。 そこで、市役所水槽からコトヒキの稚魚5匹入った虫かごを移して 浮かばせています。
 コトヒキって乱暴だから、ハゼ達に嫌われるんだよね。 なんとか中間層を動き回るいきものが欲しいものです。 掃除のとき気づいたんですが、イダテンギンポの赤ちゃんが 給水口から落ちて下の層に居ました。 わずかの隙間から出ちゃうので、 オクラのネットを巻いて対応しました。

 9月3日

 新浦安マーレ水槽にアマモ、コアマモが植えつけられました。
 たったこれだけですが、それがアマモのきみどりがなんとも明るくって、 流れに揺れてるのを見ていると癒されますねー。
 水槽をきれいに保つには内側の洗いと、水換え、それに海藻かな? 水は2リットル捨て、新しいのを2リットル入れる、これを4回繰り返す。 すると、見る見るきれいになり、澄んできて、生き物達が喜んで まさに笑っている感じ。 そこへ海藻を入れると、まとわり付きながら表面のコケを舐めるんです。
 市役所水槽には大きなホンダワラをドーン、右側には岩がドーン、 アマモは2本だけですがライトアップには充分。 日曜日の市役所けっこう来庁者多いんです。 待ち時間中水槽覗いてます。

 7月24日

  マーレ水槽は四月に比べ生き物だらけ。 7月9日にマハゼとセイゴが入り、 さらに21日には温帯性の珍魚の赤ちゃんが来てくれました。
 引き潮に枯葉が流れてきます。よく見ていると何か変!? ひれがかすかに動いてます。のんびりしてるので簡単にゲット。 リーフフィッシュ?が3匹と コショウダイ ぽいのが1匹、 黄色い縞模様のが1匹入りました。これから餌ずけがうまくいくか?です。 テレビで漁師が言ってました。流れ藻の下にモジャコ(イナダの稚魚)が沢山いて、 それをすくい取り養殖いけすで育てるんだと。 自然の条件が揃えば水辺は新発見の宝庫です。
 一方、市役所水槽は大きい魚がギラギラ。 暑ぐるしいのでメジナの大きい方から4匹だけ退場。 今は東京湾のどっかで元気に泳ぎ回っていることでしょう。

 6月21日

 マーレ水槽がかつてなく綺麗になりました。 ゴールデンウイークに入れた稚魚たち、とりわけ 7匹入れたカレイは成長の早い遅いはありますがみんな元気に アナアオサを食べています。 だいぶ古くなったようなアナアオサですが、 あれは小さな生き物たちがかじった証拠かもしれません。 その他にフサカサゴ、メバルの稚魚に加えてマヒトデの赤ちゃんが3個、 全速?で走ってます。
 そろそろ、ハゼたちの季節です。意外とおとなしいからいっぱい入れたいな。 また、大きめのボサエビも30匹ぐらい入ったら、一段と活性したみたく感じるかな?
 一方、市役所水槽はアイナメ、メバル、カサゴ?にメジナが8ひきもいます。 みんな大きくなって、 えっ!これが三番瀬の生き物?と思われる位です。 間違いありませんよ。潮が上げて来る時に網に入ってくれたんです。 だから、大切にしたい。途中から小さいのを入れるといじめられるかも知れないので もう少しこの迫力で行きます。

 5月6日

 なんてたってGWはすごいね。春と夏の節分だもの。 三番瀬だって、稚魚・稚貝と大勢の人たちが楽しむところ。 今日、マーレ水槽にはイシガレイ、ぼら、マメコブシガニ、 クモヒトデ、ほかいろんな赤ちゃんが入りました。 なかでも、おととし活躍したウミホタルが三個も! すごい。
 去年はアメフラシがスパゲティのようなたまごを長いこと 生んでくれました。今年はウミホタルに期待しましょう。 でも、本当によく観察しないと見落とすよ、稚魚たちだからね。
 一方、市役所水槽は大きくなって、気力・体力・食欲と旺盛なのが マーレ水槽から来たので狭いくらい。 行ったら人懐っこく寄って来ますよ。笑顔で答えてね。 ここまで大変だったのだからさ。
 二ヶ月間断食したメバルの仲間、死ぬと思ったよ、ほんと。 でも考え変えて生きる方を選んだ。今はご飯の独り占め。 良かった、良かった。 二つの水槽見に来てください!

 3月30日

 市役所の水槽にオゴノリなどを少し入れました。 結構流れがあるので棒に巻きつけましたが、行く度に 岩陰のアイナメコーナーに集まっているのです。 彼は尾びれで汚れを吹き飛ばし、マット代わりに海藻を 引き込んで安堵してるのかなー?
 一方、マーレ水槽は海藻のかざりっけも無く、 黒いメジナ軍団とメバルかカサゴ科の仲間が元気、元気。 でもマーレ水槽は、本来、三番瀬の小さな生き物たちが主役のはず。 どうやら2〜3センチほどのカレイもぼつぼつの声。 いろんな稚魚たちのキャストが揃ったら一気に入れ替えしましょう。 いまのメジナたちを市役所水槽に移送しますが、 これがなかなか捕まらない。 多分根負けするでしょうからヘルプです。

 2月20日

 陽がのびてきて夕方5時半でも明るいくらいですね。 雪が降った次の日の陽だまりは暑い位でした。  この時季の三番瀬はどんな動きをしてるんだろう? 産卵?孵化?3月10日(土)正午には18センチまで潮がひきます。 あと3週間が待ち遠しい。じゃぶじゃぶ水に入りたいですねー。体にいいよね。
 ところで、市役所、マーレの水槽は長い冬から抜けていません。 生き物たちも去年半ばからメンバーは同じ。メジナとメバルの仲間中心。 でも、ご飯のときは生き生きしますよ。特にメジは3cm足らずで入ったのが 大きいので10センチ程になりました。 とにかく何でも食べるし、噛み付きのいたずらも始まりました。
 市役所に一匹のフグが居ます。これをメジナが隙を見てはかじるんです。 可愛そうなフグは、やせて、色つやも落ちてきてしまいました。 懲らしめにメジナを虫かごの独居房に入れました。 ご飯も減らして少しは反省してもらいます。

三番瀬水槽日記(2011年)

 12月31日

 大晦日11時、市役所室温は11.5度。 外からは日差しいっぱいなのに水槽の温度も15.7度。 20.0度で設定されているが室温に引っ張られるのか、エアコンのパワーが落ちて来たのか? 少し寒いー。 生き物達の食欲もいまいちで何かパットしない。 しいていえば2匹のコトヒキとメジナ稚魚が動いていることかな。
 マーレ水槽も似たようなもの。 メジナ稚魚は活発だが、メバルの仲間はなるだけ石に寄り添って動きたくないって感じ。 11月12日の真夜中にいれたアナアオサも残り少なくなってきた。 小さな生き物達は食べ物にも布団がわりにも隣との壁にもなる海草が大好き。 あたたかくなって新しい仲間が増えるまで、今少し我慢の水槽の昨今です。

 11月23日

 市役所、マーレ両水槽に採りたてのアオサを入れたところ、 食べにきたのはマーレのワタリガニ、市役所のイシガニでした。 確か、カニは肉食のはずですが、長い水槽生活では野菜も大事な食材のようです。 アフリカのライオン達と同じだなと思いました。
 なお、マーレ水槽には2匹のシマハゼ(中々目立ちます)と 大きなメバル(アオサに隠れてる)、たくさんのイダテンギンポが 岩の陰から顔を出してますし、中層ではメジナの稚魚たちがくるくる 鬼ごっこしているので見ていて飽きないです。
 他にエビ、イソガニとナマコがいっぱい居ます。
 だんだんと寒くなりましたが、両水槽とも水温20度に設定されており、 手を入れるとあったかく感じるこの頃です。

 9月29日

 市役所、マーレ両水槽とも海草を減らしてすっきりしました。 アメフラシが居た頃は、なにしろアナアオサが主食で、しかも良く食べる。 採りたてのやわらかいのを入れると、吸い込むように食べ、 15分もすると、背中の辺りから黄緑色のウンチがポロポロ出てくるのです。 すごい循環でした。
 現在マーレ水槽のメンバーはメジナ、ギマ、イダテンギンポ、 ハゼ、イソガニ、ワタリガニ、ナマコ(赤、黒)、アカニシガイ、 ヤドカリ、イトマキヒトデなどです。 いつもは石の影でじっとしてますが、いざご飯となると大騒ぎです。
 一方、市役所の水槽にはアイナメ、メバル、メジナ、コトヒキ、ドロメ、 イダテンギンポ、ヤドカリ(大)、イソガニ、イシガニ、イボニシガイ、 アラムシロガイ、アカニシガイにイシガレイがいます。 よく動き回るのはメジナ、コトヒキ、イシガレイです。 去年のカレイは大きくなったので移動していただいて、 代わって小型のきれいなのが2匹、お腹を見せて舞い上がってます。

 7月27日

 水槽のさかな達の世界はふしぎだらけです。 マーレ水槽にメジナの稚魚を入れたら、ご飯はよくたべ、 だから動きも活発でいかにも水槽向きです。 他の稚魚たちはそのぅー、まるで逆。・・・で、 一匹だけ市役所の大きいグループに入れましたところ、 すぐにパクリと思いきや共存共栄なんです。 何かいやな臭いでも発しているのかな?
 元気だったギンポが目をかじられ、 ご飯食べれない状態になっていました。 鼻先までご飯持っていきましたが、体を曲げたまま痛そう。 はて!去年もこんなことあったなー。そうだ!ホウボウ、 犯魚は?フグ?と思いきや、実は同居してました。 現場は見てませんが、どーにも不思議です。
 マーレ水槽のアミメハギも長く人気者でした。 ご飯やると指をかじってくるのです。もちろん慣れています。 ハギの仲間は皮膚が厚くしかも硬い。歯も丈夫。 けんかも強いはずでしたが、やられてしまいました。 このところ、どーも不思議つづきです。

 6月22日

 市役所水槽のエアコンが1週間前から故障。 まだ外気温24度位だから、だましだまし・・・と思っていましたが、今日(22日)はさすがに急上昇。 エアコン直し終わった16時には、何と!28.4度。 通常が20度前後だからみんなぐったり? 特にギンポは食欲なく、夏痩せした猫が横たわっているようでした。 反対に稚魚たちは元気元気。
 市役所、今年のクールビズは外気温28度まではファンだけとか。 東西の入り口をオープンにしていて、程よく風が通過してあまり暑さは感じませんでした。 でも、こんな光景は初めてです。 水温が気になったので、20時に行ったら25度まで低下。 明日には21度のセット温度になっていることでしょう。まずは一安心です。
 マーレ水槽はボラとメジナ稚魚たちが動き回っていますし、 えさ時にはハツメ、はぜ、えび、シマイサキ、イシガニたちも 待ってましたとばかりに動きます。見ていて楽しいですよ。

 5月15日

 この連休にマーレ&市役所の水槽に入ったのは、エビとコチそれにアメフラシでした。 マーレには2個、市役所には何と!4個ものアメフラシがいます。
 水辺の生き物にとって、人間の手のひらは相当熱いとか・・・。 充分手を冷やしてそっとすくうと、こんにゃくゼリーのゆるい状態。 いい気持ち!? 伸びれば25センチくらい。 食欲旺盛で、ご飯のアナアオサをグリーン一色に入れても2〜3日で食べつくします。 そう、10センチ角のノリだったら10分内で吸いこみます。 どうなったか心配で4時間後に行ってみたら、腰のヒダヒダ辺りから それはそれはきれいな きみどり色のうんちがポロポローンと出てくるのです。
 ごはんのアオサノリが取れる限り入居していただき、 だめなら三番瀬に戻そうと思っています。
 その他、オゴノリ、ホンダワラ、アマモ、ボラの稚魚も居ますので 見に来てやってください。

 4月25日

 マーレは、4月29日(金)に再開のようです。 3月11日以来、なんと49日!長かったですね。 節電で暗い毎日、ごはんも減らされて(?)ました。 ようやく一気に初夏の陽を浴びることになります。
 これに先立って、三番瀬より沢山のエビと アメフラシのオスとメスがタマゴ付きでやって来ました。 去年の今頃は、ウミフクロウの夫婦が何度も何度も たまごを産みつけてくれて話題となりましたが、 たまごの色が無色っぽいのに比べて、 アメフラシのはそうめんを黄色に染めた、 まさにそんな感じ、すぐに解ります。
 その他にはカニの赤ちゃん、小魚も入りましたが、 なにしろオゴノリ、アオサに沢山のエビがからまって こっちを見て笑っています。 ぜひゴールデンウイーク中に一度は立ち寄って下さいねー。

 3月29日

 我が家の水のこぼれ方からして、もし地震のゆれが反対だったら 市役所、マーレ両水槽とも大変だったと思います。 多分、ゆれは水槽の肩と肩であり、腹と背だったらあるいは・・・? でっ!ゆれこぼれで済みました。
 洗い場がクローズで水が出ない。 出ても細い状態なので水槽はくすんでますが、 中の生き物たちは食欲旺盛、元気です。ご安心ください。
 感想文一通、紹介します。

大地震から2週間余が経ちました。
被災証明書取得の為、市役所を訪れました。
水槽の生き物は、穏やかな三番瀬を物語って呉れました。
浦安の復興に向けて頑張ろう。

 2月27日

 ボイルしたバカ貝をいただいたので、先ずは春のいぶきをと市役所水槽に。 ご飯となれば、もう慣れ切っているので水面にあがってきます。
 手に持ったまま水に入れると、フグが内臓をかじりに来ました。 次いでギンポが伸びあがって小さい口だがするどく食いちぎりなかなかの力。 でもメバルやドロメはイマイチ・・・? これが生だったら逆に俺んだ!俺んだ!の奪い合いまちがいなし。 結局、ボイルと刺身の違いは大きく、気が抜けたビールみたいなもの。
 そこで、岩陰から出てこないアイナメ君に丸ごと一個を鼻っつらへ。 ものの見事にひと呑み。どうだ、おかわりともうひとつ。と? これもパクッとしたのですが、吐き出して細かくかみ砕いてたべました。 同じようにもう一個。計三個食べ、満腹満腹。やりがいがありました。 15センチのアイナメ君、その夜は苦しかったろうな。ごめんね!(笑)

 1月25日

 市役所の水槽は入口左側の壁で、太陽光はほとんど入らない。 夕方、境川、堀江方向に落ちる夕日が、驚くほど差し込む時があるが、 概して少ない。
 代わってマーレ水槽はまるで逆。東、南と全部ガラスでよく陽が差す。 だから水槽内側の汚れも早く、なかなか落ちない。 とっ、そこへ、海草多すぎの声。 たしか二か月前も市役所水槽に移したのに?? 増えている感じ・・・。 アオサ始め海草類は自然の光が大好きなのかな。 今年の寒さでハゼは千の風に。 水槽に生き物を追加してないのでちょっとさびしい。 あと十日で節分だ。
 まもなく三番瀬では、いろんな生き物たちの産卵が始まろうとしています。 そして、桜の頃、沢山の稚魚たちの群れが浅瀬を行ったり来たりします。 そのとき、私たちは猫のように顔を振るのです!獲りたくってね。 楽しみですね。待っててね。

三番瀬水槽日記(2010年)

 12月22日

 マーレ水槽の人気者だったホウボウくんが死にました。
 18日のごはんはいつも通りの食欲で、何ら心配はありませんでした。 しいていえば、左のむなびれがハゼに舐められたのか(?) ハゲていた感じ。又ホウボウ優先のごはんやりに ハゼ達がどう思っていたかです。
 夕方、おばあちゃんが来てひと通り見た後、あのきれいなのが居ないねーーっと。
聞えない振りして帰るのを待っていました。
残念なのは週が替わったら、成長したハゼ4匹を市役所の水槽に移すと 決めた直後だったからなおさらです。
 一方、市役所の水槽に移った2匹のフグは元気いっぱい。 中層を動き回るので存在感を示しています。 来年マーレ水槽に戻すかは検討ですね。
 「すばらしい!! いつも楽しみに見ています!」 の感想文が寄せられていました。
 みなさん、来年も見に来て下さいねー。

 11月13日

 11月3日、マーレ水槽の人気者ホウボウ君が、 居るはずのない水面をグルグル回っていました。 良く見ると、右目が無い!真っ赤にくぼんだ所に 小さい白い点だけ。痛さでパニックの様子。 いったい、どいつがこんなことをしたのか?
 翌日、疲れたのか砂地に降りていましたので、 ご飯をやったら、いつも通り食べました。しめた! これで生きられる。この手の小さな生き物は、 ご飯が止まったら、すぐにも死んでしまうからです。
 いつも観に来る子供たちから、「ホウボウくん かわいそう」の連発。 「小さい水槽に分けて」とか。その後、弱り目にたたり目で、 ハゼの奴がちょっかいを出してくる。えっー!まずい!というので、ホウボウくんを個室へ。 そしたら又子供たちから「狭くて泳げない。これじゃ死んじゃうよ。」 そこで、これまで長いこと楽しましてくれてありがとう!さよなら!って事になりました。
 もしかしたら犯人はフグ?と疑って、 ホウボウと交代して落ち着いたところです。 フグの歯って鋭くて、釣り糸をパチッと噛み切るのです。 まぁーこのフグたちは、被害届が無いまま市役所の水槽行きになるでしょう。 この事件で色々とお手伝い下さった方々、どうもありがとう。

 10月24日

 市役所の水槽、2週間後には4年目を迎えます。 そこで国勢調査。ここで人気のカレイは一匹だけ(去年は5匹いたんだけどね〜)。 ギンポ、アイナメ、各一匹、メバル、イダテンギンポ、マゴチ各2匹、ハゼ5匹の陣容。 そんなには居ないんです。エビが20位欲しいです。
 アイナメですが岩の裏からそっと手で握ると、 おとなしいんです。しかしそれじゃつまらないから、 顔のあたりを触るとやっぱり大騒ぎとなります(笑)。
 マーレの水槽は、フグ、ボラ、アミメハギ、ホウボウ、 アカナマコ、アカニシガイ、オオヤドカリ、が各一匹。 小さいヤドカリ、ハゼの仲間はいっぱい。 でもやっぱりエビが20位欲しいです。
 そこへオヤビッチャというスズメダイの仲間が一匹 入りました。館山辺りが北限とか・・・? 三番瀬まで 来た事はそれだけこの夏が暑かった証拠でしょうか? 5cm位に5本の線が入って中層をよく動きまわるので人気者です。 観に来てください。

 9月23日

  マーレ水槽のこのごろ・・・。子供たちから、 「カイがヒトデに食べられてかわいそう。」 「カニがいなくなった。何処へやった?」との声。
 そうなんです。この水槽、去年9月4日生まれ。 丸々一年が経ちました。 その頃ミニミニだったイソガニ達が大きくなり、 同時に腕力も強くなりました。 で、この前、海に返しました。
 カニの替わりにシマイサキの仲間で「コトヒキ」という 鑑賞用にぴったりのさかなが3匹入りました。 銀色のからだにナイキのようなマークを数本引いた きれいなさかなですが、性格はなかなかきかん坊らしい。 まだ恥ずかしいのか、アオサの中に居ますが しっかり覗いて下さい。
 この他に先輩のフグ、ボラ、アミメハギ、ヒメハゼ、 ホウボウもご飯大好きなので、少しずつ大きくなっています。 ホウボウのむなびれ、きれいです。観に来てねー。

 8月26日

 市役所水槽の岩陰に一匹のアイナメ?がいます。 2月、マーレの水槽に入った時は4センチくらいでした。 あんなに沢山のエビを入れても自然と無くなり 何時も追加してきましたが、逆にアイナメ君は太るばかり。 ・・・夜な夜なエビを食っていた?
 そのアイナメ君、チチブみたいに追っかけてのいたずらはしませんが、 今は13センチ、体高5センチとなり、 市役所の大きいグループへ移しました。
 正面からの顔は目の上に白い線が入っておりなかなか強そう。 子供たちは岩陰でゆっくり大きく呼吸するアイナメを見て びっくりしてます。
 しかし、残念なことにアイナメ君には尾びれがないのです。 たいていはすぐにも再生しますよね。でも来ないのです。 しっぽまんまる、ずんぐりではずかしい(笑)。 だからご飯の時ぐらいしか全体は見れません。

 7月15日

 市役所水槽で、ひと月前に入ったアカニシガイが産卵しました。 水槽設置から3年9ヶ月で初めての出来ごと。 正面の水の噴き出し下に「へ」の字を反対にしたようにして貼り付けてあります。 その下にはオゴノリ、アナアオサがいっぱいあるので 孵化した稚貝が食べられずに何とか潜り込めばいいなと 思っています。
 一方、マーレ水槽のホウボウくん。 指を近づけるとむなびれを開き喜ばれています。 食欲もあり、まずはひと安心。
 えさをくわえたマメコブシガニにイソガニが襲いました。 マメはひっくり返されますが、決してえさは離しませんでした(笑)。 ここもたいへんな競争社会。 だから動きの遅いのには、エサをピンセットで口元へ配っています。 エビもたくさん入りました。ぜひ寄ってください。

 6月16日

 だいぶ前から白化?したアカニシガイがひとつ居ました。 たまに出て来ては生存を知らせるぐらいで、ほとんどは砂の中。 そこへ赤と黒がピカピカの仲間が入りました。 そして翌日。二つは寄り添っていました。 広い三番瀬の情報を伝えているようで、なんとも、ほのぼのさせられました。
 また、メバルも一匹追加。並んで浮遊してますし、 ほかにワタリガニ、イシガニも二個ずつの仲間が出来ました。
 一方、マーレ水槽も新入生がいっぱい。 とりわけヤドカリですが、生まれたての2〜3ミリサイズから2センチまで よく歩きまわっています。見学者からはヤドカリ多いですねの声も。
 今年生まれのマハゼは4月いっぱいまで寒かったので細いって感じ。
 珍しさでは10センチのホウボウの赤ちゃん。 胸びれを広げるときれいなルリ色のうちわが二枚見れます。
 ほうぼう   ほうぼう   ほうぼう

みんなのお食事風景                                みどりがい
 あみめはぎ   いっかくくもがに   まめこぶし     みどりがい

 5月21日

 市役所の水槽は、勢力強かったカレイが引っ越してひと月がたち、 代わって4匹のマハゼが急に太りだしました。 腹の吸盤を立て上を向いて吠えているって感じ。「俺たちの時代がきたぞ!」って。
 一年魚のハゼですが、水温20度で固定されたこの水槽、 いつまでも元気でいてねー。 ごはんあげるよー、ただし悪さをしなければ・・・ね。 まはぜ
 新入生紹介。4センチのメバル君が、上を向いて浮遊してます。 8センチのマゴチは、しっぽがきれいですがたいてい砂に潜っています。 珍しく3センチのイシガニ一個、警戒レベルを5に上げて 砂の中から目だけ出していまーす。見つけてねー。 他にギンポとイボニシガイがたくさん入りました、よろしく。
 一方、新浦安マーレ水槽のハゼ達も急成長。 やっぱり天下を謳歌してます。 えさとりがへたなイッカククモガニが4〜5個いますが、 ごはんは長いピンセットに挟んで鼻さきへ。 すると、待ってましたとばかりに飛びついて来るのでとってもかわいい。 しかし、そのカニのごはんを横取りするのが、 大きくなったハゼ達なのです。

 4月20日

 春なのに地上は寒いですが、三番瀬の水は温いなって感じでした。 市役所の水槽は5匹の大きくなったカレイが主役でしたが、 郷土博物館の大きな水槽に引っ越しました。
 代わって今年生まれたカレイの稚魚は身長3センチ、幅2センチ。 透き通って内蔵が動いてるって感じ。(去年より小さい) だから、よーくよーく見てないと何処にいるのか分かりません。 でも砂げむりを上げて潜るのでその時です。 あっ!何か動いた? 居る、居るって感じ。 程なく大きくなりますので今年もどうかよろしく。
 一方、マーレ水槽はミニミニ達の集まり。 カレイとギンポ(10センチ)、 ミノウミウシ(2センチ)、ヒトデ(5〜6ミリ)、本当に小さいです。ヽ(^o^) さらにお尻の穴丸出しのアカナマコ、小さな鹿の角のような海草ミル、 アナアオサがたくさん入ったので明るく初夏のようです。
 ただ、前から居たフグやハゼたちもそこそこ大きくなり、 いたずらしないかが心配。 ヤドカリ、ウミフクロウも走り回ってるよー。 はやく観に来てねー。

   かれい  うみふくろう  いっかくくもがに  なまこ

 3月31日

 市役所水槽のカレイは何でも、しかも沢山 食べるので太ってます。一方、ハゼの好物はエビ。 イカも食べますが、カレイの10分の1くらいかな? 痩せてきました。
 そこで!カレイを大きな水槽に卒業させ、 新たに三番瀬から稚魚を入学させ、 力関係をハゼに移して、どのくらい長生き可能か 試したいと思います。 4月中旬の土用の日あたりをメドに行います。
 一方、マーレ水槽はきれいに掃除され、 白い指先が何とも言えないイッカククモガニ(4匹)と これまで何回も産卵したウミフクロウ(2個)が 人気です。

 2月18日

 まもなく3月、暑さ寒さも彼岸まで、 三寒四温のカウントダウンも始まります。 三番瀬の産卵は順調かな?
 新浦安駅前のマーレ水槽は小さな やさしい生き物たちの集まりです。 先日、アメフラシを薄く小さくした ウミフクロウがたまごを産みました。 白いひもを丸めてくくりつけてましたが 17日の夕刻にはイトマキヒトデのお口に 取り込まれていました。 残念!こんな調子なので ヒドデ達はまるまる太っています。
 一方、市役所水槽をのぞくと手のひら大の カレイがご飯??って舞い上がってきます。 お腹の色はただの白ではありません。 わずかに恥じらいのピンク。夜桜色?が入り とてもきれい。でも新しい稚魚との 交代が待ってます。竜宮城に戻るまえに 見に来てください。

 1月31日

 まもなく節分ですが、本当の寒さはこれからでしょう。 三番瀬ではアメフラシの卵が発見され、 小さな生き物たちのグループ、 マーレ水槽に入りました。 まさにそばを黄色く染めた感じで輝いています。 ・・・とっ!?いうことは・・もう、 いろんな生き物の産卵が始まった?ということですね! 3月、4月を楽しみにしましょう。
 同じ黄色でも、市役所水槽にはマヒトデ (黄色)が5個追加され、 これ又黄金色に輝き、全体が明るく感じます。 他にエビ、サルボウガイ、ムラサキイガイが 入りました。
 主役のカレイは相変わらず食欲旺盛、 最近は冷凍イカのスライスがお気に入りです。

三番瀬水槽日記(2009年)

 12月27日

 市役所水槽の年内最後のそうじをしました。 40分位の予定でしたが、何か立ち寄ってくれる方々が多く、 大分オーバーしました。
 食が細かったボラの一匹がもうフラフラ。 それを見ていた6歳の少年が、
「おじさん、おじさん、もう一つ水槽持ってきて それに入れてごはんやって・・」って・・・(いいこというねー)
 そのうち、カニの穴に近づくと尻尾をはさまれ、 引きずり込まれそうに・・。また少年が、
「おじさん、おじさん、あの岩どかして カニをどっかに引っ越してぇ!・・」(困ったなあー何て答えよう)
「やっぱりちゃんとご飯たべていれば こうはならないんだよー、解った?」・・??とほどなく帰りました。
 年末にやさしい少年と会いました。
【彼の水槽感想文】
「さかなさん ながいきしてください」

 11月27日

 今週に入り、市役所水槽にエサの投げ入れがありました。 最初はチョコレートぬりのビスケット、 次は26日午前10時に行った時ですが やわらかいせんべいを2〜3枚割って。 水槽は高いので子供だけでは無理だと思うんだよね・・・。 ただ魚は食べないがイトマキヒトデが正面のガラスに張り付いて しっかり抱え込んで食べていました。いやしい奴。
 2度あることは3度目も? 過去1年で2回ほどありましたが、 連続では今回はじめて。警戒レベルを2に上げます。

 10月30日

 水槽で一番強い(長生き)のはヒトデかな? わずかな立ち話中でも、気がつくとかなりの移動距離。 そして常にえさを探すのですが、マメコブシガニが食べてるのを横取りするのを見ました。
 市役所水槽には2年も前からマヒトデ4個(マーレ水槽には子供を1個)と イトマキヒトデが6〜7個居ますが、ぜーんぶ元気。 よく働き、良く食べるからでーす。
 先月半ばに入れたギマは、1匹だけ千の風になりましたが、 その後5匹は頑張ってるので助かります。 たまに芝えびのミンチをやりますが、 5匹全員が食べるわけでもないので、いつも体力の元となる お腹がぺっこりしてないか心配しています。
 えさをやった時、人差し指をかじられました。 カチッカチッ、って感じ。 フグ科だけに歯があることが解りました。 もし、20センチ以上の大物だったら出血だったのかな?

 9月21日

ぎま

  市役所水槽はカレイとハゼが砂けむりを上げていましたが、そこへ珍しいギマ(4センチ)という魚が入りましたので、 いたずらされないようにハゼを半分減らしました。
 その「ギマ」ですが、フグでもカワハギでも、 アジやヒイラギでもないやっぱりギマ、 しいて言えば、この4種類の特徴を取り入れているかな・・・? 市役所水槽に1匹、マーレ水槽に3匹いますが マーレのはシルバーに黄色が入りきれい。 一方市役所のは黒ずんできており体力が衰えてる証拠とか。 そこで、虫かごの小部屋に隔離して ごはんはむきあさり、翌日解放して次の日はシバエビでと 繰り返して、現在なんとか元気。 マーレでも市役所(23日まで休み)でも、見に来てください。

 9月20日

 マーレ水槽のレイアウトの後、生き物を追加しました。 3センチほどのボラ3匹と、同じくらいの大きさのヒメハゼ一匹、 タテジマイソギンチャク多数、イトマキヒトデ2個、 サルボウ2個追加しました。
 アオサのついた石等を入れた際にイソガニの小さいのが2つほど紛れ込んだ様です。 先に入れていたマハゼとチチブは他の小さいのを食べてしまうので 残念ながらご退室頂きました。悪しからずご了承下さい。
 岩場やアオサの林で隠れ家が出来たので、 最初に入れたギマとその後入室したショウサイフグも、心なしか落ち着いて見えます。 今後も3センチほどの生き物を基準に、追加を考えておりますので、 よろしくお願いいたします。(い)

 9月6日マーレのすいそう

 新浦安駅前マーレにある浦安市観光協会の中に「三番瀬水槽」が設置されました。浦安市役所に続き2号店となります。
 この日、組み立てを終えた水槽に、三番瀬で採取した海水と砂を入れました。 ついでに、お魚と貝と海藻も少しだけ入れました。みんな、見に来てね。(は)
【9/6に水槽に入れた生き物たち】
  ギマ 3匹 ・ アサリ 10個ほど ・ マテガイ 2個体ほど ・ スゴガイイソメ 5本ていど ・ ユビナガホンヤドカリ 数個体  ・ アラムシロガイ 多数 ・ シオフキ (えさになりました) ・ アナアオサ 

 8月17日にしがい

 市役所の水槽に元気なハゼがワンサカ入りました。 この時期、浦安周辺はどこにでも夏ハゼが居るのでしょうか。 みんなでこっち見てる状況は、「早くごはん!」って感じ。
 砂場が騒がしいからかどうか、前から居たニシガイが ガラスに逃げ登ってきたら、そこにイボニシガイが 居たのでゲットしたところ。(右写真)
イボニシを落とさず上手に自分の口に取り込んでいます。
すごいね! ニシガイってあったまいい!

 8月14日

 今朝三番瀬で偶然仕掛けを頂きまして、早速午後から境川左岸で試した所、2時間ほどで50匹釣れました。 仕掛けが良く出来ていてハリの返しがなくハゼにもあまりダメージがなかったので 市役所の水槽にしばらくの間住んでいただくことにしました。 少し小ぶりなのでコチのエサになるかもしれませんが・・・ いずれにしても当分の間にぎやかな水槽です。(い)

 8月5日

 水槽にハゼとスジエビの仲間が入ってきました。 ハゼはこの時期にしては大きく、しっぽの手前まで 丸々と太った、精悍な奴です。 ハゼの敵コチより体が大きい為、これまでのように 食べられることはないでしょう。
 エビたちは岩山の上から見下ろし笑っています。 エサをやるとすばやく食べます。もたもたしてたら 敵に襲われるから。透きとおっているので胃袋の 位置(頭の中)が解ります。だからご飯まだの エビには追加してやります。

 7月17日

 市役所水槽に小振りのアサリと大きなシオフキ7個を入れました。
 先に目を輝かせたのがハゼ。アサリが水管を出したとたんにかじりつくのです。 ずっとこの調子。
 マメコブシガニの爪はイソガニの裁ちばさみと違って横スライスなので 貝が開いたところにそのまま切り込み、挟まれたまま持久戦に。
 そしてヒトデたちも負けてはいません。 いつの間にか貝の側に忍び寄っているのです。
 2〜3日後にはみんな食べられて空っぽになってしまうことでしょう。 まさにこの時期、新鮮な貝は水槽の稚魚たちにとっては 土用の丑の『うなぎ』に該当?!

 6月20日

 市役所水槽に流れ藻が入って二週間。 だいぶだらけました。
 それもそのはず。カニのかくれんぼ岩から 登ってきたカニ達が、中に産みつけられた たまごを狙って、切っては解きを繰り返したからです。
 時折ふ化した稚魚が飛び出し、 尻尾を振って泳ぎますが、水槽の水流って結構あるんです。 疲れて大きい魚に・・・。
 でも流れ藻には毎日の顆粒えさにはないうま味があるのか、 真剣さ?輝き?がいつもとは違うなあーって感じです。
 岸辺に打ち上げられた藻のかたまりをそっと開くと、 ヨコトビなんかいっぱいうごめいてるよね。 たまにはいいね流れ藻。

 6月8日

 流れ藻ひと塊りが、カニのかくれんぼ岩のとこに置かれました。 藻は発根しており、とても新鮮。 そしてここには、ヤドカリ、エビが住み家として藻をなめています。
 一説に、大海での大きな流れ藻の下は、 沢山のたくさんのブリやカンパチの稚魚たちが住みついて、 大きくなるのを待つ場所だそうです。
 でも決して安心ばかりでもないようです。 そこにはシイラの攻撃、時には漁師が養殖用の 稚魚として狙っているとか。
 さてそれから、夏ハゼ(マハゼ)7〜8匹入りました。 大きさ5〜6センチ、丸々太っており 成長過程。何とか餌づけ成功させたいな。 (去年は大きくなったカレイとのバランス悪く失敗)
 でもカレイもエビもカニもなんでも食べて くれるので助かります。観に来て下さい。

 5月23日

 水槽にごはんやろうとすると先ずカレイが動きます。 と?一匹のカレイがバタバタ。するとマメコブシガニが 砂の中から出てきました。マメが挟んだのはしっぽで、 手間取っていると、ケフサイソガニがヘルプなのか 横取りなのか、マメにまたがりチョッカイ。 ここは一丁人間の出番とばかり棒で叩いて撤退させ観戦。
 ようやくカレイを回して柔らかい腹を狙いますが 簡単にガブリとはいかず苦戦。疲れたあげくカレイを 離してしまいました。 カレイは肩で息する状態。と!そこへ走り寄ったのが なんと!?キヒトデ。カレイを包み込んで立ち上がり 松茸のような格好になりました。
 水槽二年半なりましたが、こんなの初めて見ました。

 5月13日

 今年のカレイの稚魚は小さくて薄い。 さくらが遅れたように海の水も 冷たかったのだろう。 たしか7匹入っていると思うが、 いつ数えても合わない(笑)。 多くっても、足りなくってもやり直す。 でも食欲はすごい! まさに逞しいのひと言。 今年もこの7匹を大きくしよう。
 代わってコチは4匹いるが、こちとらご飯いまいち。 棒で触ってもすぐに砂に入ってしまう。 明日、芝エビをどっさりやって元気付けよっと。
 いま、水槽から5〜6メートル離れると ボラ一匹と黄色いヒトデが見えるくらい。 ぐっと50センチから覗き込むと、居るいる・・・。 カレイ、カニ、ナマコ、チチブ ほか。
 でも、中層が空いているので、小さいけど乱暴しない、 少し目立つもの欲しいなあー。

 4月12日

 市役所水槽に生まれたての生き物たちが入りました。 少し遅れての入学式です。
 去年は一年を通してカレイが主役でした。 厚さ2ミリ、500円玉サイズが 何と! 20センチをはるかに超える型に・・・。 しかも7匹! 今、このカレイたちは郷土博物館の 大水槽で悠々自適の生活です。
 その前年はチチブ、メジナ、メバル、アナゴと 何でも食っちゃう暴れん坊たちの 入れ替わりの激しい一年でした。
 さて今年はどんな動きかな?
<新入生一覧>
 カレイ 2匹   コチ 3匹   ヒトデ 3個   海綿 2個  マメコブシガニ 2匹   イッカククモガニ 3匹  イソギンチャク 1個   ミミズハゼ(すぐに隠れてしまいました)  エビ(いっぱい、楽しそう)
以上よろしくお願いいたしまーす。

 3月25日

 3月に入って程なく、水槽の前には知事選挙の期日前投票所が設けられ、 水槽を包むように仕切られました。 薄暗くなって見物客の目も無いとあってか カレイも力が入らず寝てばっかり・・・。
 しかし、他のナマコ、ヒトデ、カニ達は 元気に動き回っています。 ナマコは痩せましたが、ヒトデはそこそこの体型です。 足がしましまのイソガニの雄2匹が 出会いがしらに抱き合いすぐに離れました。 これって挨拶?それとも単なる力くらべ?
 でも選挙が終われば4月、新入生が入る時です。 すでに三番瀬ではいろんな稚魚たちがはしゃぎ 回っていることでしょう。 新しい仲間が入り次第、お知らせしま〜す。

 2月14日

 去年の水槽の人気者は圧倒的にカレイ。 そのカレイが500円玉ほどの稚魚で入ったのが3月、 あとひと月で1年です。
 今は7匹いたうち5匹が郷土博物館に移動され、 どうしてもと動かなかった2匹が残っています。 それほどエサはやってないのですが、 スペースが空いた分だけ、大きくなったような気がします。
 そして先日、まもなく迎える稚魚たちの為に 新しい海水に入れ替えてもらいました。 新ちゃんたちに「くせぇ!」って言われないようにね。 一日置きに寒暖を繰り返してますが、 三番瀬では毎日いろんな生き物たちの孵化が始まってる事でしょう。 もうすぐですね、水にさわれる楽しみも。
 ウーパールーパーみたいな顔をしたミミズハゼが 1匹います。なかなか見つからないですが タイミングが合えば「えっー!」ですよ。

 1月13日

 寒波に覆われた日本列島、市役所の室温、水温も今冬一番に下がっております。 でも、カレイは冷え込むほどよく釣れるといわれ、釣り師たちには格好の狙物。 水槽のカレイたちも元気、元気! 注目している人たちは皆、大きくなったねー、たまに唐揚げにいいねーとか、 カレイがこんなに観られるってすごい! といった声が聞かれました。
 しかし程なくに春が待ち構えています。 次の稚魚たちを迎えるために、カレイを郷土博物館の大きな水槽に移しました。 ゆっくり降りて、目が飛び出さんばかりに広いまわりを見回してました。
 そのあと水槽の大そうじ。 飛び散った塩をふきとりピカピカです。 まだ寒さ続きますが両方の水槽見に来てねー。

水槽の国勢調査をした結果です。
・イシガレイ 7尾(→5尾は博物館水槽へ、2尾は砂に潜りそのまま)
・チチブ 大きくなったので、境川へ 一部居残り
・イダテンギンポ 2尾 かわいいので居残り
・ミミズハゼ 1尾 久しぶりにでてきたので居残り
・マゴチ 1尾 境川へ
・ボラ 1尾 そのまま
・ヒライソガニ、ケフサイソガニ そのまま居残り。牡蠣ガラから小さいのもたくさん出てきました
・ナマコ 3つくらい
・ヒトデ きいろといとまき
・ゴカイ
・ホヤ 1つ 
・アカニシ
・イボニシ
・アサリ
下の濾過層から・・・
・生き延びていたスジエビ1尾!!
・ユウレイボヤ(本当の意味で幽霊でした…)
以上!

三番瀬水槽日記(2008年)

 12月17日

 水槽に餌やりに行ったところ、大きなカレイ一匹のおなかがパンパン??  直ぐに解りました、水面奥にイソガニの爪、足、腹の皿骨?など残骸が浮いてました。 くったんだ!こいつが。どうやって捌いたんだろう。
 でもこういった状態は、ある程度読めてました。 4〜5センチの生きたエビを入れたところ、 少し間を置いて一気に飲み込みました。そして平気な顔。驚きました。 いま口を開ければ直径2センチはあるのでしょう。これ以上 大きくなったら三番瀬に戻すか検討の余地ありだね。
 もうひとつのサプライズは、今日水面にカステラ片が2個浮いてました。 動かすとかすかに油が・・・。この2年間ではじめてのこと。 慌てて入れたのかふたが少し浮いてました。 どうせ入れるなら自分ちの水槽にしてネっ!!

 11月24日

 水槽右側に大きな黒い石が入りました。 いかにもカニ達が登ったり降りたり、 かくれんぼに最適な石です。 さっそく付着したミドリイガイを抱きかかえ、 ものにしょうと一生懸命。
 この石の重みで裏で寝ていたアカナマコ、 キヒトデが這い出てきました。 よく見ると前より小さくなってます。 エサが足りなかった?
 そのエサが十分のイシガレイは、逆に精悍そのもの。 えんがわ手前にやがて固まる石の形が はっきり浮き上がって来ました。 斑点(星)もなかなかきれいなもんです。
 今日の庁内温度は18度。 それに合わせて水温も同じに下げ省エネに協力してます。
 寒くなると三番瀬のカキが太ります。 近いうちにカキとカキ殻の交換を予定してます。

 10月28日

 このところ、芝エビが出廻って来ました。 どんな小さな生き物だって、丸美屋のふりかけのような餌より刺身が好きです。 90%は大食いのカレイが食べ、残りをチチブとハゼその他大勢。 だからカレイは一段と大きくなり、ずっと水槽の主役。
 その水槽ですが、丸二年経ちました。おめでとう! 18年10月21日夜遅く、三番瀬で水槽用の砂取り。 24日は朝から大雨。郷土博物館のうらで砂を濾して、水槽に入れて沈殿を待ちました。 11月4日、またまた深夜まで今度は生き物採取。 真上には月が冴え渡ってましたが、木更津方面には時折いなびかりも。 そして翌5日、ミニクリーンアップの後、生き物たちが入りました。
 とりわけ、竹の棒にたくさんのエビが並び、下ではハゼがしきりに穴掘り。 イダテンギンポ、トサカギンポも踊り、なんとも賑やかでした。 たちが入りました。懐かしいです。

 10月1日

 水槽の左隅にゴルフボール大の変なカニが居ました。 色は濃いみどり、ずぐっとした感じで、棒で裏を見たら なんだかオスでもメスともつかない裏ぶたでした。 もしかしてこれって!チチュカイミドリガニ!? こんどミニクリーンアップの後か、市民まつりの ときにでも見にきてください。
 先月、一匹の大きなハゼが来ましたが、砂場では 元気な7匹のカレイが騒ぐためか、居場所がなく次第に 痩せてきました。顆粒のごはんはダメ。たまの生えさで これまできました。どなたか交代のハゼが獲れたら連絡 ください。でもガラスに吸いついたハゼの背びれ、尾びれの 模様はなんともきれい。見とれてしまいます。
 少し前、三番瀬のアサリの稚ガイを10個ほど入れたら だれより早く気づいたのがマメコブシガニ。ところが このカニのはさみは縦ではなく横ばさみ。アサリの 隙間に指を入れたのが運の尽き。しっかり蓋をされ、 全身の力で抜こうしましたが無理。まるで漫画を見てる ようでした。(笑)

 8月31日

  小さめのマメコブシガニが餌をゲット。 そこへポパイのような腕をしたケフサイソガニ雄がまたがり 簡単に餌をぶんどりました。
 わずかに残ったのをはやく食えっ!と声援するも、モタモタ。 そこへ食い終わったケフサポパイがまたまたやって来ました。 あーあー。これが時折みられる光景です。
 ウニってすごいんだよ。針、足、口と吸盤をもってるんだぜー。 この前は正面の壁、中段に張り付いてたのを見た人がいます。 また、このところカキ山にも登っていました。
 もうひとつ、アカニシ貝のふた口から2センチほど貝の色が 白くなってましたがそれが3センチに拡大。 これって貝の白化現象? 去年のカレイには半分裏表とも白いのがいましたがー。

 8月10日

 3月上旬、昆布を500円玉でくりぬいたようだったカレイが手のひら大まで成長。 そこへ四つのウニ、ハゼ達、ミルという海藻の塊りが入り、 カレイにとっては、立って半畳寝て一畳の状態になってしまいました。
 カキ山に入ってたカニ達が大きくなり、かってに穴を掘って 自宅を広げ、カキ山を崩したのも一因。今日、カキを積み上げ、ごみを拾い、ガス抜きし、砂場を広げましたら、 さっそく7匹のカレイとハゼが砂浴びをしてました。
 ひとつ気がついたのは、7センチぐらいのアカニシ貝が 入口2センチほどリンク状に白く変色してました。 こんなのあっかなあーっと、思っているうちに潜ってしまいました。 いつか機会ありましたら掘り起こしてお見せします。

 7月14日

 市役所の水槽のオープンは平成18年11月5日でした。 その、ほどなくの12月、6歳のジョシア少年は オーストラリアからこの浦安へ転入して来ました。
 当時の水槽はエビ、ギンポ、ハゼ、チチブでにぎやか。 とりわけエビはいっぱいで、竹の棒にすずなりに留まって こちらを見て笑っているようでした。
 ジョシア少年とはしばらくの間、私が思い出した単語で 話(見)し合っていました。 と、そこで市役所の伝票になまえを書いてもらうことにしました。
 JoShua Lee KeFu 20/Dec 「オオー!そうか。サンキュウ!」でブレイクしました。

 ところが、先日再会したのです。

 やはり水槽を眺めてました。ジョシアとは気がつきません。 カレイのおなかは白くてきれい。 英語で云えないので指をさして顔をみる。 チチブはブラック、ビッグヘッドとまあー!こんな調子。 しばらくして「リターンマイホーム」といったら、 「OK!」って親のところへ。 私は自転車をまわして文化会館側へいったらそこで二人の妹と立っていたので 「フローム?ネーム?」って聞いたらなんと!「ジョシア、 オーストラリア」 えっー!??。
 私は急いで家に戻り財布から当時のメモと 三番瀬のピンクのバンダナを持ってとって かえし、「これ!ユー、書いた?」 かれは二度、三度うなずきました。 「フォーユープレゼント」といってバンダナを開き 真ん中のでかいハゼ?をさしたのですが ハゼって単語解らないのですぐたたんで渡しました。 おとうさんの都合でショートでオーストラリアに 帰るそうな。8歳になったジョシア少年にねほり はほり聞く事もないし、それじゃ、シーユー アゲイン、これでおしまい。

 ジョシアのメモは再びINマイ財布へ。

 6月25日

 3月に入れたボラの稚魚が2匹残りました。 浮かした粉えさを吸い込むだけで、 下の砂をなめての栄養補給はまだです。 その子ボラを斜めで見たら全体に黒い点々がありました。 うろこです。 体長5〜6センチと遅れていますが、 カレイなんかとは比較しないで気長に育てようかな。
 カレイは現在7匹。 こちらは絶好調で満腹になるとお腹がひし形ふくれ 上に下にと食後の運動を始めます。
 トサカギンポの縦じまがくっきりして来ました。 驚いたのはイダテンギンポのきれいさです。 からだもひれも透きとおってシルクに模様を入れた感じ。 水槽に来たら近くに椅子があるので ゆっくりごらんください。

 6月4日

 今日は大潮。午前11時の干潮。 丁度そのころ市役所水槽のカキが産卵。 水槽はまっ白になり何が起きたのか??? 中の魚たちが死ぬのではと問い合わせがありました。
 去年も同じことが一週間ほど続きました。 いわゆる水槽の環境が産卵に適している証拠。 私たちは真夜中にサンゴの大産卵を時々テレビで見ます。 あれのカキ版。しかも昼ですから知らないと尚びっくり。 夕方にはすっきり澄み切って、 新入生のハゼたちもみんな元気でした。 たまにはお騒がせっ!

 5月11日

  GWあけの水槽にカキが追加。 さらにアナアオサとミルという海藻も入りました。 カキにはどんな小さな生きものが隠れて居るか楽しみです。 そしてミルの塊はにぎりこぶしより大きく濃緑、 ビロード風で気品あふれる一品で、 鹿の角のように枝別れしておりすぐに解ります。
 シオフキのスライスを入れたらカレイとマメコブシガニが同時にゲット。 綱引きとなりました。 普通ならマメがひっくり返されるところですが、彼はがんばって一口もぎ捕りました。 いまでもその時の鼻息が聞こえてきそうです。
 ギンポせがれの小さい方が吸水口から下の暗いろ過槽に落ちて、えんえん泣いてまーす。 みんなでヘルプしましょう。

 4月29日

 夏も近づいた市役所水槽、新しい仲間が増えました。 マメコブシガニ、ニシガイ、トサカギンポ、イダテンギンポです。 もちろん、前からのカレイ、ぼら、メゴチ、ヒトデ、ナマコ、 エビ、カニも元気元気。
 只、不思議なのは、いつどっから来たのか、 入れた記憶がないギンポの稚魚がひらひら。 トサカはさしずめりす猿カナ? イダテンはにほん猿の赤ちゃん、2匹でふざけ合っています。
 マメコブシガニはケフサイソガニにおんぶしょうと一生懸命、 ニシガイのひとつはカキ山中央、もうひとつは右砂地に見えます。
 心配なのは、三番瀬で採れたシオフキむき身をたらふく食べたカレイのいっぴきの お尻から赤いものが・・・??これって脱腸? 悪い事したかなー。昨日ごはん休んだので今朝いっぱいやったのがいけなかったなー。 あとで様子見にいこっと! 

 4月5日

 ひと月前に入れたボラのあかちゃんは、ようやく人の動きにも慣れて、 水面すれすれから中層に固まるようになり、遠くからでもキラキラとよく見えます。
 一方、半月前に入れたのがカレイのあかちゃん。 悪いけど、オブラートが動いてるんかと、オーバーだがそう思いました。 しかしこれが、ご飯大好きで、みるまに大きくなり、良く動きまわります。
 生き物って、ちいさい時はどんなもんでも遊ぶのかな?? 14匹も居るのでそのように見えます。
 カキ山に隠れていたカニたちも大きくなり、力を持て余しています。 ミドリイガイのオブジェに登り、ずるずるとひきずり落とし、その下を自分の住み家に。
 いま、市役所水槽は水もぬるみ、全員のびのびしてま〜す。 

 3月24日

 水槽に小さな生き物増えましたよー。 本当に小さいので凝視しなければ・・・。かれい
 3センチのカレイ10匹とつまようじサイズのギンポ4匹、 なかでもギンポはまだ白いのも居て、イワシでいえばシラスかな? 他にムラサキイガイの塊りひとつ。 でもすぐにキヒトデとイトマキヒトデがしがみ付いて、 新鮮な春の息吹を食べようと一生懸命です。
 1ヶ月先輩のボラは餌づけに成功。 数の減少も止まり、成長に弾みがつきました。
 カレイたちにもなんとかご飯たべてもらって、 一目でわかるようになって欲しいし、 さらに新しい仲間も大歓迎です。
 生まれたての生き物に、「あらーっ!本当だ!」と 感激の目でみてくれてます。

 3月13日

 啓蟄も過ぎこれからは三寒四温のカウントですね。 水槽には4センチのボラの稚魚が30匹キラキラ輝いています。 どうやら入槽1週間で粉末のエサを吸い込むようになり、 新人として安定しそう。旧ちゃんは去年6月わりばしサンズで入ったアナゴ、 大きくなり新人を襲う可能性から三番瀬の里海に返しました。
 余計なことをしてしまいました。 三番瀬で釣れるケフサイソガニのペアをクローズアップ用に虫かごの別室に入れたら、 オスの方が逃げだしてしまいました。今後、補獲にたいへん・・・?! でもね、きちっと閉めたのですが、あのポパイの腕で開けたんですね。すごいパワーです。
 これから新しい仲間をどんどん増やしたいと思ってます。 水槽見に来てください。

 2月29日

 さあー、明日から待ちに待った3月。そして啓蟄。 思いっきり外へっと行きたいところですが、 市役所の水槽はまだ2月かも・・。そうなんです。 コチが砂の中からなかなか出てきません。 居るんですけどね。ようやく鼻っ先のごはん一つ、口に入れて又一眠りの 繰り返し。
 ただ、1月に入れたエビは大きくなりました。 ご飯捕るのも、食べるのも速いし、守備範囲も広くなってます。 単なる釣りえさなんて、とんでもないって感じ。 川エビを3年も飼ったひとは、 「エビってかわいいよー」と言ってました。
 42センチになったアナゴは食欲旺盛。 おなかもピカピカ。ヒトデやナマコもマイペース。 はやく新しい仲間が来ないかと待ってます。

 2月9日

 水槽をきれいに磨きました。 特に、壁と砂の間に発生した茶色の汚れを落とし、さっぱり。 さらに新しいカキ山を右側にまとめ、砂地をL字型にし、 これまでの三倍に広げました。新しい仲間ウエルカムです。
 去年の7月から居たハゼが一年魚なので先日、千の風に。 コチも食欲減退。砂の中が多く、 動き回るのは餌時のアナゴとチチブ、それに沢山のエビがこっちを向いて ごはんをやると飛びつきます。
 水槽のぞいた方々は、いろんなのが居て飽きなく楽しいと 云ってくれます。中でもミドリイガイとユウレイボヤに関心あり。
 水槽の部屋は空いてます。小さな生き物たち待ってるよー! まもなく春、利根川行きのアユはどうしてるかなー・・・。

 1月23日

 前夜に採った生き物を入れました。 潮が引いた三番瀬はとてもきれい。月はありませんでしたが、 アオサがくっきり流れになびいているので分かりました。
 エビはいっぱい入れました。でも、とても透きとおっており、すぐには見つけられないかも。 他に収穫物は、貝だけに根付く海藻、イソギンチャク、ハゼ、コチなど。 それにあちこちで砂を吹き上げてる元気なシオフキ、アサリたちです。
 しかし、先住民のナマコ、ヒトデは待ち構えていました。 久々の海藻サラダということでアカナマコが離しませんでしたし、 イトマキヒトデも大きくふくらんでイソギンチャクにのっかていました。
 今、この寒い時期に、のりが成長するそうですが、 水中のいろんな海藻たちもやわらかい芽をだそうとしてるんだな。 まさに春のいぶきが始まったね。

 1月15日

 成人の日がすぎて、皆様お忙しくなったことでしょう。 でも、水槽はまだ松の内感ぬけずひまです。 去年、せわしく暴れん坊だったメジナたちを帰して以来 静かになり、その延長線と水温も17度と良い環境から。外なら マイナス?・・・けど、ふるさと三番瀬ではこれから 新しい命が始まろうとしてるんだろうなあー。
 それに今年のクリーンアップ大作戦は4月20日。 11時で14センチの干潮は干潟観察には最高の条件。 いろんな生き物たちが待ってるよ〜!早くあったかくな〜ぁれ。
 ところで今日の水槽はアカナマコ。 5分あれば30センチは走ります。口元には白い箒のようなひげがたくさんあり、 あれでご飯をすくいとっているのかな? お腹には3ミリくらいの足がびっしり。盛り上がって伸びてまるで尺とり虫? 他にヒトデたち、ミドリイガイの上のユウレイボヤ、そして 油がのったアナゴが時々出てきてます。

 *注 大作戦は未だ決定ではありませんで、 1月27日に決定する予定です。<事務局>

 1月3日

 水槽一同より、新年おめでとうございます。
 この3が日、風もなくおだやかでよかったですね。 水槽もらんぼうメジナが居ないのでのんびり。 ただ、市役所閉庁6日目で室温は11度、 北側には霜柱がたっています。 水温は15度で、これまででしたら最低、 まあー、明日からあったかくなるでしょう。
 年あらたまったので、境川の澄み切ったあたらしい水を バケツ一杯入れました。
 ナマコ(赤、黒)が行ったり来たり、ミドリイガイに 黄色のヒトデが吸いついて、悪いけどとてもきれい。 アナゴも食欲旺盛でシバエビ二匹はいけるね! そしてボラ、ハゼ、メゴチからも 本年もよろしくお願い申しあげます。

三番瀬水槽日記(2007年)

 12月25日

 市役所水槽にはXmsと新年の松飾らしきものが つけられていました。
 ・・・というのも、ミドリイガイの塊が2個、ひとつは左下に、 もうひとつは中央に吊るしてあり、その上にカキとユウレイボヤ、 小さなイソギンチャクの花が咲いていて、オブジェになっています。
 そしてバックのカキ山には、赤い海藻と海綿が付いて そこにヒトデ(大中小)、黒ナマコ2個が動き回っています。 さらに、わたくずを付けたようなクモガニの仲間が3ばいと エビが新規に入りました。
 大きく変わったのが暴れの大将メジナが全部 三番瀬に戻ったことで、とても平穏な新年を迎えられます。 どうもありがとう。
 えーさて、年末忙しいところですが、 宝石のようなミドリイガイの色と、あくびをしている小さな生き物たちを、 眺めるのもいいものですよ。

 12月11日

 キヒトデの大と小がカキ山前面に出て来ました。 ナマコの黒と赤も同様に。ヒトデたちは裏側を食べ尽くしたのでしょうか ・・・って!いうことは、新年迎えるにあたり、具だくさんのカキ山が 欲しいといってることかなぁー。 それから、3匹いたボラも2匹が千の風になり少しさみしくなりました。 年内にも作業しょうかな?
 砂地のガス抜きついでに掘ったら、サルボウ貝が7個でて来ました。 ホワンホワンの砂布団にしたところ、コチは気持ちよさそうに潜り 目だけ出してます。
 半年間でアナゴもコチも大きくなりました。 あんなにきれいだったカレイ、今居たらどんなだろう。 とにかくシバエビ好きだったねー。
 水槽では黄色いおおきなヒトデが待ってます。

 12月5日

 水槽周辺が一変しました。探検隊の方々が一年かけてまとめた 三番瀬ひがたの生きもの写真、なんと!100枚位。 なかなかいろんな色が出てきれい。もう正月を迎えるみたいです。 みなさん!ぜひ見にきてください。
 実はこの写真、この水槽に入る前か、入槽中のものばかりで、 多くの市民からは、えっー、うそー、かわいい!こんなの三番瀬に 居るの?って、話題になったものばかりなんです。他に渡り鳥たちのも沢山。
 えー、さて、今の水槽は昨日までなんでもなかったボラの一匹の おなかに出血の跡。だれだ?こんなこと、なる訳がねぇーがー。 そして他の二匹のボラもなんか?。うろこが浮き上がって 外より寒そう。なんとかせねばならない、近いうちに。
 今、元気なのは、メジナ、メバル、ハゼとアナゴ。 とりわけアナゴ君はシバエビ定食ひとりで半分はくっちゃうね。 来年はこの水槽のぬしに、間違いない。

 11月23日

 めっきり寒くなりました。22日早朝、東京でみ・ぞ・れ・だったとか。 でも、市役所室温19度、水槽は20度キープで、手を入れるとあったかく気持ちいいです。 さかなも慣れてしまって慌てないし、ハゼなんか遊びたい?って そんな顔。
 シバエビをやると、程なくアナゴが出てきます。 寝ぼけてるのか、エサは目ではなく鼻で探します。 6月にエンピツサイズでもらったのが、太って30センチ程に。 あめ色の体は絶好調って感じ。 そして、ハゼとコチも同様。 「てんぷらネタがそろったね…」とは、見学者のことば。 この見学者さん、浦安でトビウオを釣ったとか。えっー、うそー? だって羽ついてるんだもーん。本当だよねー。
 そういえばこの夏、横浜で2匹のトビウオ稚魚が保護されていました。 まるでクルマトンボが水に浮いてるって感じ。 飛んでるところ見たいですね。 来年のトライは、カワセミ、カメ、トビウオのキャッチかな。

 11月12日

 昨日、水槽の砂場を広げてもらいました。 時折砂がプッフゥーと吹き上がるのです。 前から入れたアサリやサルボウガイ達が がんばっており、見てると楽しくなります。
 そのほかに、ハゼ、ボラ、ヒトデ、ナマコ、 アメフラシ、カニ、ヤドカリ、イボニシガイ、 ギンポ、アナゴ、メバルなどみんなやさしい 小さな生き物たち。だから最近、三日に 一度シバエビの定食をやりたくなるのです。
 反対に乱暴メジナをみんなで元に返したい。 一人ではなかなか捕まえられないのです。 そして、エビ、ギマ、ヒイラギ、マメコブシガニ、 海藻などでいっぱいにしたいな。

 10月29日

 今日の水槽には虫かごの個室2個にシマイサキとメジナの小さいのが入ってました。 他には透明のスジエビがいくつか。大きいのはエビ好きのメバルも歯が立たない、7センチのサイズ。
 でも、一方では醜い行動も相変わらずなのです。 今のメジナがかごの小メジナに攻撃するのです。 見ていた人も、これがメジナの習性なんだねーっと言ってました。
 かごに攻める分だけハゼやボラへの負担が減って、心配は少なくなりました。
 一匹残ったギマ、ヒイラギはシバエビが大好きで、 ごはん終わるのは一番最後。どうやら餌づけ成功だね。

 10月26日

 去年10月24日大雨、みんなが見守る中で水槽が設置されました。
 同時に少し前に採集した砂を入れ澄むのを待ちました。
 ほどなく、生き物入れていいとのことで、11月4日、真夜中の三番瀬に素足で生き物とり。 残暑の名残りか寒さはありませんでした。
 翌5日、ミニクリーンアップのあと、市役所の水槽に生き物が入りました。記念すべきスタートです。
 カキ山に竹の棒が斜めに、大きなマハゼ一匹とギンポ達、たくさんのカニとエビが。 とりわけエビは棒にすずめのように止まり五線の音符みたいでした。良かったですねー。
 そして一年後の水槽、やはり一匹残したメジナ(小)が なにかと頭角をあらわし威張りちらすようになりました。 同居する小さき生き物にストレスが生じますので、 いずれどいてもらわないと・・・。 だから悪いので一日置きにシバエビをやっています。 強いのには腹いっぱいに、弱いのには体力をつけるためです。

 10月13日

 みんなの水槽、静かな秋にしたかったので、暴れん坊だったメジナ(大)を特別室(むしかご)に入れました。 でも、2〜3日して、そのままにもできず、久々に境川の先端まで行き解放。 水は澄み、飲めるくらい。ハゼつりのおじさん達も減ってさみしく、しかも短竿で下を向いてのへち狙いでした。
 翌日の水槽はなんと、肩から力が抜けた状態。 メバルは真ん中でわずかに尾ひれを動かすだけで浮止まっています。 5匹のボラも水面から降りて、ヒトデもカキ山から出てきました。
 やっぱりメバル(大)の影響は大きかったのですね。 たいへん申し訳ないので、これからが旬のシバエビをあげました。
 それから、先週ミニクリのあと、7センチのヒイラギ1匹と ハリネズミのようなアメフラシ2個が入りました。 そのアメフラシは足がはやく3日後にはそうめんのようなたまごを 産んでいます。お近くに来ましたら寄ってくださいね。


浦安三番瀬を大切にする会

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